【マルチリンガル教育】日韓英 / トリリンガル言語記録 (生後3ヶ月~2歳1ヶ月)

育児

我が子は日韓ハーフです。

しかし主人の国籍がニュージーランドのため、娘は日本とニュージーランドの二重国籍者になりました。

韓国では我が家は韓国籍の者がいないため色々と大変ですが…

家庭内で使用する言語は現在3カ国語となります。

Lina Mom
Lina Mom

今回は、我が子がこれまでどのような言語環境で育ち、どのように言語が発達してきたかの過程を振り返ります!

マルチリンガル教育を始めた経緯についてはこちらの記事をご覧ください。

子供の言語記録

 

時期別に分けて子供の言語環境と使用言語、私が実行していた事などを簡単にまとめてみます。

3ヶ月~1歳0ヶ月
  • 言語環境: 日本語(母親)>韓国語(両親)>英語(母親)
  • 絵本読み聞かせと音楽&動画(3カ国語)

■ 子供: クーイング→喃語への移行期

→ 生後2ヶ月を過ぎた頃からクーイングが始まり, 徐々に声を出す時間が増えて喃語を発し始める。

※ちなみに「両親」というのは私と主人のことです。

1歳1ヶ月~1歳4ヶ月
  • 言語環境: 日本語(母親&母系家族)≒韓国語(両親&父方家族)>英語(両親)
  • 絵本読み聞かせ, 音楽&動画 (3カ国語)

■ 子供: 発語 (1単語:3カ国語)

  • 日本語:はーい, いやいや, ばぁば, ワンワン, ガーガー(アヒルの鳴き声), まんま, みー(水), ジュース, もーおわり..
  • 英語:E-I-E-I-O
  • 韓国語:있네(あるね/いるね), 맘마

→ 1歳4ヶ月に突入してから急激に発語が増え、問いかけに返事し始める

1歳5ヶ月~現在
  • 言語環境: ほぼ変化なし (言語使用比率→日本語6:英語2:韓国語2程度)
  • 絵本読みきかせ,音楽&動画も同じ+ジェスチャーを取り入れた歌遊びを増やす

■ 子供: 発話 (2単語以上連続使用), 歌&ジェスチャーが増える(3カ国語)

♦ここからは細かく時期を分け発話について見てみます!

1歳5ヶ月~1歳6か月(18ヶ月)

  • 日本語: うんち, キティちゃんかわいい!, おいしー, あっちいこー, アンパンマン, みず..など → 感情や意志を2単語以上つなげて表す
  • 英語:”Twinkle Twinkle Little Star” (初めて歌った歌) , 自作の歌など → 歌多め
  • 韓国語:엄마, 아빠, 할아버지など → 1単語のみ (特に人の呼び名)

→ YouTube Kidsや絵本などを活用し一緒に歌をたくさん歌うようにした (3カ国語)

1歳7か月~2歳1ヶ月

  • 日本語:色の名前, おいしいね, きれいね, 人の名前..など → 固有名詞増え始める
  • 英語:apple, thumbs up, baby..など → 2単語以上つなげて使用可能に
  • 韓国語:아니야!(ちがう,嫌), 음~ 맛있다(美味しい), 맛있지?(美味しいでしょ)..など

2カ国語の単語をミックスして使用し始める (“까까(お菓子)おわり”など) / 人の口を見て発音を真似る / リスニングに関してはほぼ3カ国語可能 (“엄마 간다~(ママ行くね)”というと”바이바이~(バイバイ)”と返す..など)

→ この辺りから私自身が意識的に韓国語と英語の単語を日常生活に織り込んで使うようにし始めた

この続きが気になる方はぜひこちらも合わせてご覧ください!

語彙力と表現力の考察・課題

考察

語彙力は英語が日本語より多くなっていますが、表現(文章)に関しては日本語を使う率が高めです。

アルファベットはフォニックスで覚えたのですが、平仮名などはまだ難しいかなと思うので特に教える予定はまだありません。

本人が今のところ英語に興味を示しているので、今がチャンスだと思い英語を楽しく使っています。

生後3ヶ月目から開始した読み聞かせ

また、子供にとって発音しやすいのが、英語≧日本語>韓国語になっているのでは?と勝手に推測しています。

日本語の使用時間よりも英語の使用時間は圧倒的に少ないのに対し、

子供が英語を口に出している割合が比較的高いためそのように感じました。

本人が興味を持っている」ということは非常に大きな強みだなと感じています。

今後の課題 

とある本で読んだ内容が脳科学的に理に適っているなと思ったので、書きたいと思います。

右脳と左脳の発達バランスです。

子供は4-5歳くらいから自然と急激に左脳が発達するため、

それまでは左脳を発達させる語学や暗記などに力を入れるよりも

右脳を発達させる空間認知力をアップさせることに力を注ぐべきだという話がありました。

右脳を発達させるのに音楽運動などがよいと書かれてありました。

普段読んでいる絵本

今のところ読み書きについては難しいので、会話力中心になってしまいがちです。

今後は、語彙力や文法などの知識をこれからどのようにフォローアップしていくか?が、大きな課題となります。

多国籍多民族国家の方や、国際夫婦など多言語環境の下で子育てをしている方も海外にたくさんいらっしゃるので、

その方たちがどのようにされているのか?というのを参考して取り入れてみたりもしています。

次に、言葉の遅れとダブルリミテッドについて少し述べます。

軸となる言語が未完成の成長すると、どれも中途半端になってしまうという事態を招く恐れがあります。

(これが、いわゆるダブルリミテッド)

母語ベースの語学力は4-5歳の間に完成すると言われているので、その頃は本(絵本やドリルなど)を用いてフォローアップしていく予定です。

外国語に関しては、

童謡 → アニメーション(映像) → 本

の流れを意識してやってきましたが、これからは本の比率を増やして

単語表現そして文法もバランスよくやらなくてはいけないですね。

しかし主体は子供なので、本人が苦痛にならない程度にやっていくつもりです。

最後に

こんな言葉をどこかで耳にしました。

A child‘s first and best teacher is her mother.

子供にとって最初でかつ最高な先生は母親だ。

아이에게 가장 좋은 선생님은 바로 부모다.

勝手に3か国語で書きましたが(笑)

子供の関心ごとや子供の性格を一番よく把握しているのが親だからです。

子供が興味を示すことを中心に教えていくと子供も楽しんでくれ、

自然と学んでいってくれると感じています。

私もまだまだ分からないことがたくさんあるので、一緒に学んでいくというスタンスでいます。

When we teach our children, our children teach us.

言語学習は時間との戦いなので、接する時間が増えれば触れるほど上達します。

そして、実践も大事です。

「多言語教育は難しい。」「多言語教育なんて簡単には無理だ。」と

言われるかたもいらっしゃいますが、

果たしてどれだけの努力をされたのか気になります。

1ヶ月、2ヶ月、半年…そんな簡単に結果が出るものではないです。

3年は最低でも続けなくてはと個人的に考えています。

韓国も日本もそうですが、英語圏ではない地域で

英語を使うというのは一般的なことではないですよね。

一般的ではない結果を出すには、一般的な努力では成せないものです。

長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました!

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