今回は我が子のマルチリンガル教育についてご紹介します!
多言語教育については賛否両論ありますが私は賛成派で、娘が幼い頃から取り入れています。この記事では、私がマルチリンガル教育を始めた経緯と現状そして今後の課題について紹介していきたいと思います。
マルチリンガル教育に至る経緯
私は生粋の日本人ですが主人がニュージーランド国籍の韓国人であるため、娘が日韓ハーフでありながら日本とニュージーランドの重国籍者になりました。それと同時にこう考えるようになりました。
- 生活圏内である日韓の言語の習得は必須
- 英語圏の国籍を持つ以上英語も教えてあげるべき
主人を見ていても思うのですが、韓国に住んでいながらもニュージーランドの国籍を持つ以上英語で本国とのやり取りをしなければならない時があるため、使えなかったら何かと不便だろうなと思われたからです。
私自身が英語や韓国語、その他の言国語の勉強をしながらいつも思っていたことが「バイリンガル・マルチリンガルが羨ましい!」ということでした。
バイリンガルやマルチリンガルの基準の定義は人によって違うと思うのですが私の基準は、2カ国語で「自分の言いたいことが相手に伝えられ、相手の言い分を聞き取り理解できること」です。使える言語が増えると、
- 得られる情報量が多くなる
- 世界が広がるぶん選択肢も増える
のようなメリットがあると思います。
英語や韓国語、その他の言語を学ぶようになり色々と調べられるようになってから日本語だけでは得られない情報・分からないことや不安などもすぐに解決するということが多々あります。
得をすることが多いなと感じる時もあります。むしろ現地に長期間住む場合、状況によっては現地の言葉が全く分からなければ損をすることさえあるのではないかと思うときもあります。
このようなことからも、まず私が出来ることで娘の可能性を最大限に広げてあげられる方法の一つがマルチリンガル教育だという結論に至りました。
自己流のマルチリンガル教育
まずは私たちの語学力について簡単にご紹介します。
私の語学力
まず私の2カ国語学習歴です。
- 英語学習歴 (Disney World of English使用開始時期の3歳からだと30年ほど)
- 韓国語学習歴 (2003年独学開始から17年ほど)
そして自身の現在の英語と韓国語の語学力です。(日本語はネイティブのため省略)
言語 \ レベル | 読み書き力 | 聞き取り・会話力 |
英語 | TOEIC950 (2012年時点) | 幼児レベル |
韓国語 | TOPIK6 (2010年時点) | ビジネスレベル |
※聞き取り・会話力は客観化する指標を持ち合わせていないため主観的なものになります。(他の方から見た客観的な評価は異なるかもしれません!)
読み書き力に関しては、最後に試験を受けたのが薬学部入学前になるので古いでデータで現在はこれより低下している可能性があります!
英語に関しては読み書きの力と会話力が釣り合っていません。試験の点数と実際の会話力は全くの別物です。
会話することは訓練が必要で、間違いながら練習をするという過程が必ず欠かせません。幼い子供がいきなり大人のように完璧な言語を話すことはまずあり得ないのと同じことだと言えます。
私は英語を実際に会話で使うという練習を怠ってきたので、私自身も努力している最中です。
私が英語話者でないから子供の英語力を伸ばすことを諦めるというのは理由にはならないと思っています。そのため娘には、読み書きと会話力、二つのバランスがとれるようなマルチリンガル教育を心掛けてやっていくつもりです。
娘の語学力
次に娘の現時点での語学力について考察してみようと思います。これも私基準での評価です。
現在2歳8ヶ月
- 生まれた頃から日韓言語に触れさせる (日本語使用比率高め)
- 英語に触れさせ始めた時期 (영여 첫 노출시기):3ヶ月頃
日本語 (軸となる言語)
- 意思表示・質問などが出来る。(お腹がすいた, ~しよう/~に行こう, これ何?etc)
- 私が言うことを聞き取れる。(問いかけに対しての答えや行動を起こす)
韓国語
- いくつかの質問や単純な意思表示が出来る。
- 私が言うことを聞き取れる。
英語
- 意思表示・簡単な質問などが出来る。
- 私が言うことを聞き取れる。
具体的にどのようなレベルの単語や表現を使って会話しているかは次の記事でご紹介します!
今のところ軸となる言語を日本語として日本語の使用比率が高めになっています。
現在、娘に使用している言語の比率としては
私は在宅保育ということもあり他のお子さんと比較して娘の語学力を推し量る機会がありません。
3カ国語を使用している割にはちゃんとついてきてくれていて私は有難く思っていますが、主人は若干韓国語が劣っているのが心配なようです。
最後に
私はマルチリンガル教育を始める前から多言語教育やバイリンガル教育に興味があり、関連の本や、脳科学・小児心理学や発達学研究をされている専門家の先生の著書・論文などを読み漁りました。
今もたまに探して読んだりしますが、開始時期について多くに共通して書かれてあることは「外国語教育は早く始めるに越したことはない」ということでした。早すぎるのは意味がないけれど、1歳未満で音を認識し始める頃から開始するといいのではないかという独自の結論に至りました。
また、言語によって音の出し方が異なってきたりするため使う筋肉や使う部位などが違います。
全く同じとは言い難いですが、韓国語を勉強すれば英語の発音をするときにも少し役立つというようなことがあったりします。
マルチリンガル教育を本格的に始めたころは主人に反対されていました。主人は「母国語がちゃんとできるようになってから外国語を学ぶべき」という意見でした。
しかし娘は日韓ハーフである以上、日本人の母方と韓国人の父方それぞれの家族とコミュニケーションを取っていく必要があります。
そして成長していくにつれ母国語が何か?という問題が発生します。私は言語を取捨選択することは論外だと思っていました。なので臨機応変に子供の成長に合わせてバランスを取って行こうと決めました。相当な親の努力が必要とされると思います。
そのためこれからは、
- 3カ国語のバランスをとること
- 言語毎に読み書きと会話力のバランスを取ること
を目標に出来る範囲内で努力していきたいと思います。あくまでも子供が拒否しない限りです。
次回の投稿では、
- 子供(2歳8ヶ月)が言語別にどのような表現を使用しているか(具体的に)
- 現状の考察と課題
について投稿します。
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!
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